カテゴリ: 洋画鑑賞

昨日、「ミツバチのささやき」見ました。今まで、なんとなく名前を知っていたのですが、見ていませんでした。


HDリマスター版を今回、見ました。

主人公の少女アナのあの大きな美しい瞳で見る世界はとてもファンタスティックでした。


私も小さい頃、そんなだったかしらと思いながら、見ました。



ネタバレ注意


 アナの主観で物語られていて、とても感情移入出来ました。

アナはとても繊細で優しい子だと思いました。


そしてアナの姉イザベルが猫の首を絞めるシーンはびっくりしました。そして、猫に噛まれ、手を離し、血を唇に塗るという、純真ながらに悪徳に染まり始めてる気がします。純真だからこそかも知れません。好奇心だけで、悪意はなく、ただ善悪の判断がつかない子どもだと思いました。

しかし、私、猫好きなので、逃亡者が撃ち殺されたときより、ショックでした。


アナに悪ふざけを仕掛けるイザベル。死んだふりをしたイザベルにアナは最初、冗談だと思いますが迫真の演技のイザベルに本当に心配して、乳母を探します。そして、イザベルが倒れていた部屋に戻るとイザベルは消えてしまい、イザベルを探すアナにイザベルは後ろから驚かします。

アナは、心配して、きっと怖かったと思います。本当に心配して、怖かったのに、結果イザベルに裏切られて、ショックを受けて、一人、落ち込みます。


 内容は省きます。


フランケンシュタイン=精霊=逃亡者だったのでしょうか?私はそうなのだろうと思います。


フランケンシュタインが殺されたことと逃亡者が撃ち殺されたことも、アナにとって連想的な出来事であったと思います。


だからこそ、逃亡者が撃ち殺されたことを知ったとき、アナは夢の中?、湖でフランケンシュタインと出会い、映画の中と同じ状況になったのではないのでしょうか?


抽象的な表現が多く、なんとなく理解できるのですが、言葉にするのが難しいですね。


精霊は肉体は仮の姿で、一度友達になれば、どこにいても会えるのだから、現実的には逃亡者は死んでいますが、アナはまた、空想の中で、逃亡者と会えるのではないのでしょうか?


最後、アナは精神的なショックを受け、病んでしまいますが、医者が言う通り、私もその内、忘れてゆくと思います。精霊のようなものは、子どものときは信じていても、大人になれば、いないと分かりますから。きっと大人になれば、精霊のことも忘れ、会ったことさえも忘れているような気がします。


でも、今まで見ていませんでしたが、本当に見てよかったです。感動しました。





 先程、「哀しみのベラドンナ」を見ました。

Tsutayaでパッケージを見たとき、アーティスティックな感じで面白そうと思い借りましたが、多少、猥褻な部分は基本的に文藝っぽいものには付きものだとは、思うのですが、

このアニメ、凄く猥褻な表現や卑猥な表現が多く、しかも過激だったのでびっくりしました‼️


想像以上に衝撃的でした。


よく、俗に言うNTR要素が多々あり、表現も生々しかったです。しかし、主人公ジャンヌの心情をよく表してあって、見ている私まで悲しい気持ちになりました。


しかし、変態かもしれませんが、悲しいけど興奮するという二律背反な現象が起こりました。



主人公ジャンヌ、美しさ故に不幸に、奈落に落ちて行くって、感じですね。最後までジャンヌが幸せになることはありませんでした。

でも、私としては最後ジャンヌは報われたのではないかなと思います。



ネタバレ注意


主人公ジャンヌとジャンは結婚します。しかし、領主に結婚するときに捧げる供物が足りなかったため、美しい純潔の花嫁ジャンヌは供物の代わりにジャンヌの処女を、純真な心を散らされ、陵辱されてしまいます。


絶望に染まり、家に帰り、ジャンと抱きしめ合います。彼は全てを受け入れてくれそうでした。でも、彼はジャンヌの汚された体、自分以外に犯されたことについて、屈辱と憎悪と自分の無力さに打ちひしがれ、ついには、彼女を手にかけようとしてしまいます。しかし、我に返り、首から手を離し、逃げ去ります。彼女は愛している彼に受け入れてもらえなかったことに、悲嘆に暮れます。

 

それから、悪魔に身を捧げてしまったりとどんどん不幸の身に落ちて行くのですが省略します。


私としては、結局の所、ジャンはジャンヌに釣り合わない人だったと思います。容姿も精神力も能力もいわゆる彼女にとっては彼は駄目男ですね。


そんな駄目男をどうして愛しているのかはよく私には分かりませんでした。


でも、本当に最後までジャンヌは強い心を持っていたと思います。挫けても、砕かれても、前に進む意思がありました。


それに比べて、ジャンは心も狭く、愚かで、軟弱者で、現実から目を背けてばかりです。ジャンヌに助けてもらってばかりで男としての器が彼女の器量と本当に釣り合っていませんでした。


ジャンヌはジャンを好きにならなければ不幸にならなかったんじゃないかなと思いました。


でも、ジャンヌは生まれた時から悪魔に狙われていたそうなので、誰とでも不幸になっていたのかもしれません。


最後、魔女として、火炙りの刑に処され、死にます。でも、最後ジャンヌが火炙りにされている姿を見て、ジャンは領主に火を投げます。しかしながら、火は領主に当たらず、逆に矢の雨がジャンに降り注ぎ彼も死んでしまいます。


私は最後はジャンがジャンヌのために行動を起こしたことに、彼女は報われたと思います。そして、一緒に死ねたことも彼女にとって幸せだったと思います。


しかし、ジャンは本当に優柔不断というか、意志薄弱な感じで、大体、彼が丘にいるジャンヌを城に連れて来なければよかったのに。彼女を連れて行かなければ、自分は殺されてしまうと言いながら、結局、衝動的に火を領主に投げて、殺されるし、阿呆極まりないですね。


自分を守るか、ジャンヌを守るか、どっちか選ばなければならないところを選べない。


ジャンヌが領主に従うわけがないのに、しかも従ったからと言って、身の安全だって、絶対に保証されているわけじゃないのに。


ジャンは完璧に察することができない男ですね。


映像美が素晴らしかったです。


でも、ジャンヌは峰不二子みたいにスタイル抜群で美女でした。


陵辱シーンや乱交シーンなど過激なので、苦手な人は注意した方がいいですね。




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2015-07-29








  ヴィオレッタは私が一番好きな映画です。

丁度、私がJC3の時見たと思います。


なんといっても主人公アナマリア・ヴァルトロメイ演じるヴィオレッタが美しい。


そして衣装もアンティーク調でゴシックな雰囲気でとても気に入りました。


映像美がとても優れていると思います。


また、映像美だけではありません。ストーリーも鬱くしいです。


ネタバレ注意


主人公の美少女ヴィオレッタは曽祖母と暮らしてきました。


(ちなみに撮影した当時のヴィオレッタの年齢は僅か9歳だったとか!大人すぎて驚き)


そんな中、家に帰らないことが多いヴィオレッタの母アンナが家に帰ってきました。


(まだこの頃のヴィオレッタは素朴で純粋無垢な美少女でした。すごく可愛いです)


アンナはヴィオレッタを写真の被写体にします。それからヴィオレッタちゃん波乱万丈の人生へ!


(ちなみに写真撮影のときのヴィオレッタちゃんのプリケツが今でも頭に残ってます。プリプリプリンぷるんぷるん🍮)


普段あまり会うことのないアンナが写真を通して自分(ヴィオレッタちゃん)を見てくれる。褒めてくれる。一緒にいてくれる。ヴィオレッタちゃんはきっと母親の愛情を欲していたんです。


写真撮影のときの衣装などがだんだんと過激になってきます。嫌だけど母親と一緒にいたい。見ていてほしい。そんな葛藤があったと思います。


そしてヴィオレッタちゃんは撮影を通して、妖艶で、廃退的でより蠱惑な美しさを醸し出します。


結末は虚しく儚い最後でした。続きはぜひ映画ヴィオレッタを鑑賞してほしいです。

感想


私もイヴ・サンローランのドレスが欲しい!てことが一番ですかねー。デミピンクのフリフリドレスいいなと思いました。でも、今はイヴ・サンローランのウェアって出してないことを知ってガッカリ


あと、ヴィオレッタちゃんと一緒に撮影した美青年シド・ヴィシャスが美しかった。ヴィオレッタちゃんとシド・ヴィシャスが一緒にマリファナを吸ってたシーンはヴィオレッタちゃん可哀想だなと思った。でも映画の中でヴィオレッタちゃん二回も男に膝抱っこされてるところがめちゃくちゃキュンキュン来た。ヴィオレッタちゃん愛してる


ヴィオレッタちゃんは学校でも周りの子より背が高くてスタイルいいなと思った。胸は流石に9歳だからちーぱいだけど。でも本当に足長、手長、腰の位置が高かった。


金髪が美しいヴィオレッタちゃんだけど、ヴィオレッタちゃんを演じたアナマリアちゃんはブルネットなんだって。


ブリーチとか大変だったんだろうなと思います。まあプロにしてもらうから全然違うんだろうけど。でもヴィオレッタちゃんの髪が途中プードルみたいなクルクルになったとき、ブリーチ毛にパーマってかけられないからどうしたんだろうってすごく気になる。


ちなみにブルーの瞳は本物だよ。


アンナもすごくゴージャスでお洒落だった!


この映画は驚くことに実際にあったことなんだって。ノンフィクション!


監督エヴァ・イオネスコが小さい頃、映画ヴィオレッタのような人生を送ったんだって。


よくエヴァ・イオネスコとアナマリア・ヴァルトロメイを比較して、アナマリアちゃんの方が美少女とかエヴァ・イオネスコが自分を美化しすぎ?のような意見があるけど、タイプが全然違うだけで、エヴァ・イオネスコはとても美しく憂いを帯びた目が大好きです。エヴァ・イオネスコ自体の境遇、そして母に対する愛憎そういうものが感じられます。そして挑戦的な目も好きです。


ヴィオレッタちゃんは全然違うタイプでロリータって感じが凄くします。お人形さんみたい。


親子の関係って難しいですね。どんなにお母さをから嫌な目にあっても、子供というものはお母さんに愛されたい、好かれたい、という欲求があり、幼いときはどんなことでもお母さんに好かれるために従います。そして、大人になるにつれて嫌な目にあったことに対しての強い憎しみ、怒りを覚えます。でも、根底にあるのお母さんに愛されたかった。大事にされたかった、というものがあるとおもいます。とても真剣に考えさせられました。 



 









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